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【2016年夏県大会】武生商業が福井工大福井相手に大健闘

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福井県大会2回戦。センバツにも出場し、春の県大会王者の第一シードの工大福井に対して、武生商業がどこまで戦えるか、という注目の1戦だった。 結果は14-6の8回コールドだったが、その戦いは互角以上で、武生商業の健闘が光った。

では試合をポイントで振り返りたい。

1回の表、工大福井のエース田中投手がきりっとしない。武生の1番がレフトオーバーの2塁打からチャンスを作り、1アウト3塁。 ここはスライダーで3番、4番を連続三振。 武生にとっては先取点がとれなかったことが痛かったとは思うが、クリーンナップが凡退したのでこれは致し方ない。

一方工大福井は、1回にタイムリー、2回に本塁打と着実に加点。この2回の1番打者の本塁打は見事であった。

3回、武生の攻撃。このまま試合がワンサイドになるかという場面で、3点を追加できた。 これは、連打で無死1、2塁後、2者凡退。四球で2死満塁。 ここでレフト前ヒットも、レフトがファンブルし、一気に同点。 これで武生商は息を吹き返した印象がある。 互角に勝負できるという雰囲気になった場面だった。

その後4回、5回と工大福井は追加点。これ自体はもう致し方ない。 武生商の外野は基本的に後ろなので、2塁にランナーを置き、ヒットを打たれると自動的にランナーが帰る事になってしまうが 大きい飛球もしっかり捕球できていたのでこの作戦自体は、はまっていたと思う。 工大福井は外野へのライナーや大飛球が何本もあり、不運な面もあったかもしれない。 ここでビッグイニングを作らせなかった武生商に拍手を贈りたい。 漫画ラストイニングで1点差ゲームが重要と言われているが、まさに試合をコントロールしていたのは武生商だったかもしれない。 2点目を挙げさせるまでに、アウトをもらうという姿勢は徹底していたと思う。

5回の武生商の攻撃。お返しとばかりに先頭の9番打者が本塁打を放つ。 その後、1アウト1塁からサードゴロをエラーで1アウト2、3塁。 ここでの走者判断も見事だった。 その後ライト前ヒットで同点。 一方工大福井は今日3失策と王者らしからぬエラーが目立つ試合ではあった。

一方武生商は5回から投手を投手を交代。この交代は前の回の投球を見ると理解できるものであったが、 よく監督が決断できたと思う。同点に追いつけた事で交代しづらい場面ではあった。 強豪校に勝つ鉄則として、後手に回らない、博打に勝つというのは絶対にあると思うので見事な采配だ。

この代わった左投手も工大福井打線は打ちあぐねていた印象ではあった。 その後6回、7回に両チームが1点ずつを加え、6−6で7回裏へ。 このあたりで工大福井も焦りはあったとは思う。 6回裏に2死満塁で代打を送るも三振に倒れたことで、非常に嫌なムードになっていたのではと予測できる。 ピリッとしない田中投手、ビッグイニングを作れない打線、得点に結びつく失策で、工大福井にとっては嫌な流れだった。

その7回裏、1アウトからヒットで出塁。 この後工大福井はバントをサード前に転がすが、 ファーストへの送球が悪送球になってしまった。 ややベースカバーが遅れてしまったことで、送球が完全に慌てた形になってしまった。 ミスはつきものであるし、完璧なプレーをするのは難しいのだけれど、 ここまでノーエラーだったものが、格上相手にエラーで進塁を許すと一気に厳しくなる。 その後、1アウト2、3塁と非常に厳しい局面を作ってしまった。 ここで一気に攻勢をかけられ万事休す。

ただやはり打線の勢い。特に工大福井のクリーンナップの破壊力は見事だったし、 武生商業よくここまで接戦に持ち込んだと思う。 武生商業に拍手を贈りたい。 繰り返しになるけれど、よく1点ずつに攻撃を抑えて反撃に持ち込んでいた。 ここまで田中投手を攻略できるとは思っていなかったのでそれも見事。

工大福井は一度も逆転は許していないので、やはり自力、経験値があったということだと思う。 田中投手も尻上がりに調子を上げているように見えた。 この暑い中素晴らしかった。 田中投手はコントロールが安定していなかった印象でしたが、どうだっただろうか。 初戦の固さもあったのかもしれない。 ただ、初戦にこういう厳しい戦いを経験しておくと、後々非常に効いてくるもので 強豪校であっても地方大会で冷や汗をかいた後、すんなり勝ち進めることは多い。

対工大福井としては、やはり打線が強力なのでそこをどう抑えるか。 他のチームは今日の武生の戦い方は参考になったかもしれない。

別のブロッックでは敦賀気比が破れるという大波乱。 夏の予選は実力が拮抗してくるので、強豪校にとっても難しい戦いを強いられるのだと思う。 山崎投手はプロ注目の投手だがその評価はどう下されるだろうか。